ハンドドリップは、フィルターを通して自分で湯を注ぐコーヒーの淹れ方です。 挽き目、湯温、比率、注ぐ速さを調整できますが、最初は少ない変数から始めれば十分です。
ハンドドリップの4つの基本
1:16前後の抽出比率から始める
抽出比率は、コーヒー粉と湯の重さの関係です。両方をグラムで量れば、豆やドリッパーを変えてもレシピを再現しやすくなります。1:16前後はV60の実用的な出発点で、Barista HustleのV60レシピは1:16.5を使っています。
- 1杯分
- 15g・250g
- 2杯分
- 30g・500g
- 開始比率
- 約1:16
濃く感じたら1:17へ、軽く感じたら1:15へ動かしてみてください。
挽き目で抽出時間を調整する
挽き目は、湯がコーヒー層を通り抜ける速さに影響します。まずは中細挽き、砂糖の粒ほどを目安にして、味を見ながら次の一手を決めましょう。全日本コーヒー協会もペーパードリップには中細挽きを案内しています。
| 味わい | 起きていること | 次に試すこと |
|---|---|---|
| 酸っぱく、水っぽい | 湯の通過が速すぎた可能性 | 少し細かく挽く |
| 苦く、乾いた印象 | 湯の通過が遅すぎた可能性 | 少し粗く挽く |
飲みやすい水と実用的な湯温を使う
コーヒーの大部分は水です。まずは自分が飲んでおいしいと感じる新鮮な水を使い、水道水の味が気になる、または水あかが多い場合は浄水を試してみましょう。
まずは90°C〜96°Cを目安にします。 温度調節ができない場合は、沸かしたての湯を少し置いてから使い、挽き目やレシピを調整する間はそのやり方を一定にします。全日本コーヒー協会もペーパードリップでは95°C前後を案内しています。
蒸らしから落ち着いて注ぐ
注湯は、粉全体をどのように濡らし、どの程度動かすかに関わります。
蒸らし
15gなら30gほど、粉の約2倍の湯を注ぎ、約45秒待ちます。ガスを抜き、粉全体を均一に濡らすための工程です。James HoffmannのV60レシピでも、粉の2倍の湯で最大45秒の蒸らしを行います。
本抽出
中心から外側へ、そして中心へ戻るように、ゆっくり円を描いて注ぎます。ペーパーフィルターへ直接注ぎ続けないようにしましょう。
おすすめのスターターセット
工程を測れて再現しやすくするには、まず次の3つで十分です。
- デジタルスケール: コーヒーと湯を量り、抽出時間も追えます。
- バリグラインダー: 挽き目をそろえやすく、味を調整しやすくなります。
- 細口ケトル: ゆっくり狙った場所へ注ぎやすくなります。最初は手持ちのケトルでも構いません。
次のステップ
上のレシピを基準に、比率、水、注ぎ方をそろえて淹れてみましょう。味を変えたいときは、まず挽き目を少しだけ動かします。
- 円すい形ドリッパーなら、Hario V60レシピガイドへ進んでください。
- 複数のフィルターを試したいなら、Origamiドリッパーレシピもおすすめです。
